2010年元旦、友人がチケットを手配してくれて、日本の全サッカーチームの頂点を決める1戦、天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝戦を観戦しました。ガンバ大阪 VS 名古屋グランパスのカード。
前半までは、細かいパスで中盤支配を試みるガンバ、サイド展開からクロスをケネディに合わせようとするグランパス、両チームの持ち味が良く出て互角の戦いを進めていましたが、後半に入るとガンバがボールを持つ時間が徐々に多くなり、そして遠藤の個人技なんかもあって、結局終わってみれば4-1でガンバの勝利とワンサイドゲームになってしまいました。もう少しストイコッビッチ率いるグランパスに頑張って欲しかったんだけどなあ。中盤でためられる選手が足りないように思いました。
それにしても、別に欧州サッカーにかぶれて言うわけではありませんが、Jリーグのパススピードの遅さ、走力のなさ、当たりの弱さは、プレミアリーグと比較するに明らかでした。これでは日本代表がワールドカップ4強に入るのは、夢のまた夢と言わざるを得ません。といっても、「ニッポン!ニッポン!」とワールドカップ中は喉を嗄らし叫び続けること間違いないのですが。開幕する6月が今から楽しみです。
ガンバは既に出場権を獲得していたので、これでリーグ戦4位だったサンフレッチェ広島がアジアチャンピオンズリーグに出場することになりました。2シーズン前にはJ2にいたチームが出ても勝ち上がる気が全然しませんが、是非日本を代表して頑張っていただきたいです。
ところで、日本のサポーターは応援も非常に特徴的であることに今回気付きました。統制されていて、歌はバリュエーションに富み、そして度々披露されるマスゲーム。これまた欧州サッカーにかぶれて言うわけではありませんが、観戦スタイルがヨーロッパとは全く異なります。アジアを感じました。北朝鮮のマスゲームがふと脳裏を過ぎったのは僕だけでしょうか。海外に出ると、サッカー1つとっても視点が増えます。
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